札幌まで来てくれる事なんて、こんな機会はおそらくはもう無いだろうと

行ってきました
BRIAN SETZER ROCKABILLY RIOT

以下、ネタバレが含まれているので、今後のライブを観るつもりの人は読まない方が良いかも。



会場のニトリ文化ホールはほぼ満員だったんじゃないだろうか?
昨今の気温の冷え込みも手伝ってか、革ジャン・スカジャン率高め。
そしてリーゼント率も高め。
老若男女、思い思いにロケンローなファッションでお洒落して来ててイイ感じです。


ライブ開始
リズム隊のスタンバイが整うと、ブライアンがイントロを弾きながら登場。
オイラの大好きな「IGNITION」からスタート。
まさに「点火」な一曲目で、テンションぶち上がる♪

普段、ライブハウスで観る機会が多いのは、ハードロック系やラウド系の「爆音もの」なんだけど、そういうのとは明らかに違う音像。

シンプルなドラムセット
アップライトベース
フルアコギターのクリアな音

にも関わらず、あのガッシリ感は何なのかと
無駄な物が一切無いの。

驚いたのは、本来オーケストラを従えての曲「This Cat's On A Hot Tin Roof」もトリオ編成で演っちゃう潔さ。
それが充分成立してる。


5~6曲演って、一旦セットチェンジ。
ここで会場がザワつき始める。
その理由はハッキリしていて、
今回はSTRAY CATSのオリジナルドラマーであるSlim Jim Phantomがツアーメンバーに含まれていた訳で…。

期待どおり…というか期待以上に、中盤戦はトリオ編成でのSTRAY CATS名曲オンパレード。
しかもジム、めちゃめちゃキレが良い!!
遠目に観てると、デビュー当時と全く変わらない体型、そしてパフォーマンス。

輝きを失った「ベテラン」がヨタヨタ出て来て、懐かしさだけで持ち上げられてるのを見るのだけは勘弁と思ってたので、これには感動しました。
オイラ的には、この日のMVPは間違いなくジム。


ここでハーフタイムショー。
スラッピングベース二本での掛け合いなんて初めて聴いて興奮してると、
なんとブライアンが、他の二人より派手な銀色のアップライトベースを抱えて登場
そのまま並んで、拙いスラッピングを披露したのには会場爆笑www
「On bass! BRIAN!」って紹介されてやんのwww


後半戦
ブライアンのギターボーカル
ピアノ
アップライトベース×2
ドラム×2
…という6人編成でのプレイ

こんなに変則的で、メンバー全員大暴れしてるのに「散らかってる感」が無いのも凄いなぁ…と。


約1時間40分。
夢のような時間が過ぎて会場を出ると、同じく観に来ていた友人ギタリストのSyu君と会えたので、その足で居酒屋へ。

およそロカビリー好きには見えない長髪二人で「良かったよね~♪♪♪」ってwww
「バンドとは何ぞや」「ロックとは何ぞや」と、話は尽きないのでした。