◾︎心に妙なバイアスが掛かりつつある事は自覚バリバリなので、休日はそいつを補正するために費やすのだ。
あちこちクルマを走らせて身体は休まらないけど、それよりも心を休める方が遥かに重要。
まずは引っ掻かれたり噛み付かれたりするのも厭わず、動物たちの助けを得るべく「ノースサファリサッポロ」へ。
撫でていると指を掴んでくる猿の無垢な表情が More human than human な感じで妙に安心する。
◾︎二週に渡り、計3カ所の花火大会を観覧。
ところで、あの「終始写真を撮り続けてるヤツら」は何なのだ?
カメラのファインダーを覗き込むよりも、肉眼で見るべきものがあるだろうが。
きっとアレだ。ヤツらは記憶に残すとか場の空気を感じるとかそんなことよりも「記録する」という事の方が重要なのだろうな。
完全に間違った「せっかくだから」の方向性。
花火大会ってロックのライブみたいだね。
あぁいう刹那の華やかさが一番重要で、それを分かってるヤツが一番楽しんでるはず。
写真バシャバシャ撮ってるヤツは、たぶん「美」なんて理解してないと思うわ。
シャッター音なんかじゃなく、聞こえるのは爆音と、溜息と、子供がはしゃぐ声だけで良い。
◾︎「爆音」といえば、
たまたま寄ったリサイクルショップで、前から気になってたエフェクターを発見。
エレハモの「Nano BIG MUFF」という、もはや小さいんだかデカいんだか分からん名前もアレな歪みモノなんだけど。
十中八九、付属品なんかないのは知ってるけど、しらばっくれて「電源アダプターは付属してないんですか?」とか聞いたら、売価からあっさり¥1000引いてくれた。
心の歪みを補正してくれるのは、やはり轟音の歪みなんじゃないだろうか?という俺の言い訳を、これまたあっさり「エフェクター買うのは月に一個までにしてよね」と、まるで「遠足のオヤツは¥300まで」みたいなニュアンスで諭す相方。
それでも禁止されるよりはマシか。